タチウオテンヤの引き釣りに挑戦

一(はじめ)

2014年10月23日 09:59

最近、釣り番組で「タチウオのテンヤ釣り」というのをよく見かけて気になっていました。
大阪湾など、関西のタチウオ釣りではポピュラーな釣法のようです。
大きな針のついたジグヘッドみたいなやつにイワシを刺して、取れないように細い針金をグルグル巻きつけて針に固定して、船から落としてタチウオを釣るという明快な釣りです。番組ではなかなかの大物タチウオが釣れていました。

僕がテレビで見たのは船釣り用のテンヤ仕掛けなんですが、ルアーみたいに陸から投げて使えるテンヤはないのかな、と思って調べたところ、「引き釣り用」といってまさに理想のタイプが販売されていました。

さっそく地元の釣具店に足を運んで探してみましたが、関西が主流だからか見当たりません。
サーベルテンヤはあったけど、なんか大きくて船釣り用っぽい。
ネット通販で売ってないか調べたら、1個200円で売ってました。

10個買えば送料無料らしいので、迷わず10個購入。
どうせ失くすだろうし10個買っても2,000円だし、安い買い物です。
サイズが3種類ほどあって重さが違います。針も1本針タイプと2本針タイプの2種類ありました。
それぞれ1~2個ずつ買います。
値札のシールには220円とか240円とか貼ってありましたが、全部20円引きでした。

日曜日、日が暮れる少し前に堤防へ。タチウオテンヤデビューです。
関西の引き釣りでは活きたドジョウをエサにするそうですが、サビキでイワシがたくさん釣れたのでこいつをエサに使います。

竿はシーバスロッド、リールはシマノの3000番の一番安いやつ、糸はリールにもともと巻いてあったナイロン3号にワイヤーリーダーをつけたものです。

日没を迎えても堤防は電気ウキとイワシでタチウオを狙うおじさま達でにぎわっています。
忙しく投げたり巻いたりしてるのは僕くらいです。
しかしいくら投げても反応がない。タナを変えたり巻くスピードを変えたりといろいろ試みるのですが反応がない。
まわりのおじさま達も「こっちも全然アタリがないよ」と顔見知りの常連客と話しています。
今日はタチウオがいない日なのかな。堤防から10人以上が竿を出しているというのに、1匹も釣れている気配がありません。

とりあえずエサのイワシがボロボロになるまで続けます。
イワシは体がもろい魚だというのに、針金を巻きつけているためか、けっこう1匹が長持ちします。
2時間くらいやって、さっぱりアタリがないので諦めて帰りました。
投げるのに疲れて堤防の足元に落としてみたら底の方で何かの魚がつついたので、次はサバの切り身でカサゴ釣りもいいなと思いました。
しかし陸からのタチウオテンヤ、また天気のいい日にリベンジに行ってみます。


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