駿河湾海ぼうず日誌

昨日の深夜まで雨が降っていましたが、今朝起きたら見事に晴れていました。
夕マズメを狙って御前崎港でサビキをしようと、昼すぎにドライブがてら彼女と家をでました。

なぶら市場の生じらす丼を昼食にして、デザートにジェラートを食べて御前崎を満喫です。
さて、そろそろ釣りを始めようかといざ赤灯台に車を停めたのですが、車を降りた途端ドアが持ってかれるようなすごい強風です。ゴウゴウいってます。
（こんな強風で魚が釣れるんだろうか…。いや、それ以前に折りたたみ椅子とか吹っ飛ばされるだろ…）と瞬時に御前崎を見限り、地元の港で釣ることにして来た道を引き返します。先週も赴いた最寄の小川港で仕切りなおしです。

小川港の外港に着いたのは17時過ぎでした。
遅くなってしまいましたが風はウソみたいに穏やかです。

釣り糸を垂らしてしばらくして、最初にかかったのはエンピツカマスでした。
次にキタマクラ。ここにもいるんですね。

それからまたチビハゼが1匹釣れました。
おたまじゃくしサイズなのでリリースです。もっと大きければいいのに。

今日もネコが周りでにゃーにゃー鳴いています。先週より多いです。茶トラ1匹と白2匹。

釣り人からのお恵みを待っているのでしょう。

なかなか釣れないなぁと思いながら周りのおじさんの会話を盗み聞いたところ、夕方1回目の回遊はすでに4時半ごろに終わったそうです。なんと…！一足遅かったか。
でも注意深く続きを聞いてみると、「この時間ならたぶんもう一回くるよ。入れ食いになるよ」とおっしゃっております。よかった。もう少し待ってみよう。

すると突然、目の前の石津堤で大声が聴こえてきました。
一人の警官が堤防にやってきて釣り客に注意しているようです。「釣りをお楽しみのところすみませんが、ここは立ち入り禁止です。110番通報があったのですぐに立ち退いてください」と叫んでいます。警察がこんなふうに巡回にくることあるんですね。でも通報ってだれがするんだろう。

石津堤にいた人々はしかたなく帰っていきましたが、しばらくするとまた数人の釣り人がやってきました。海に落ちたら危険だから立ち入り禁止なんでしょうか。規制するよりも落下防止の安全柵でも作ればいいのに。

そんなことを考えてると、ようやくアジが釣れだしました。
横の方でしゃべってたおじいさんの竿にもアジがかかってます。が、地面に魚が落ちた瞬間、電光石火のスピードで野良猫にかっさらわれて、おじいさんはしばらくキョロキョロ魚を探してました。
こいつは僕も油断できないぜ。敵は多い。

僕らの竿も忙しくなってきました。いっぺんに5匹ついてきたりして大慌てで、彼女の竿の世話までしていられないので自分でエサつけとリーリングをやるように、と指示したところ案の定焦って糸を絡ませ、リールを外して直してやってる間に群れは去っていきました。また時合いを逃した…。

結局二人合わせて2時間で豆アジ13匹とエンピツカマス1匹でした。

僕の夢はバケツいっぱいの豆アジを釣ることですが、まだまだ修行が足りませんね。
でも、アジは先週よりいい型になってます。いちばん大きいやつは14cmありました。
大きめなのは調理するときにゼイゴをとります。口内を確認しましたがウオノエはいませんでした。

から揚げにしましたが、このサイズになると骨が少々口に残ります。
やっぱり丸揚げにするにはもう少し小さいサイズのほうが食べやすいですね。

揚げたてをビールのつまみにすると最高です！
今日も楽しく美味しい釣りでした。