駿河湾海ぼうず日誌

3連休の二日目は大井川に投げ釣りに行ってきました。
今年は釣行のタイミングが悪かったせいか全然キスが釣れなかったので、そろそろシーズンオフではありますがなんとかキスの顔を拝みたいものです。

青イソメを買って夜明け頃に浜に着きました。
最近は日の出が遅いので、早起きが苦手な僕でもなんとか朝マズメに滑り込めます。
海は大潮の満潮から引き潮にかわったところ。
カモメが波打ち際をやけに飛びまわっています。
ふと足元に目を落とすと、砂利浜にチラチラ動くものが…。

前日にサビキで釣ったのと同じサイズの小指イワシが大量に浜に打ち上げられてあちこちでピチピチ跳ねています。こりゃあエサに困らないな。

でもとりあえずは買ってきた青イソメで開始。

安定のジンダベラコース。もうキスは浅瀬にはいないのかな。

フレッシュなイワシの死骸を拾ってハリにつけて投げてみましたが、応答なし。
フレッシュとはいえやっぱり死んだイワシのじゃアピールが弱いかな…。
海の中にはもっとフレッシュな生きたイワシがいくらでも泳いでるもんなぁ。


近くの潮溜まりに取り残されて泳いでいる小イワシを捕まえます。
20匹ほどしかいませんが、習性に従って群れで泳いでいるので群れごと浅いところに追い込んで徒手で捕獲します。それを投げ釣り仕掛けにハナ掛けにしてキャスト。ハリは大物を狙ってイシモチ用の12号を使います。

予備のイワシを捕まえてバケツに入れておこうと、ちょっと竿を置いて潮溜まりでつかみ取り。
しばらく夢中でイワシを追い回していましたが、ふと竿を見るとなんかたわんでる…？
リールを巻いてみると重い。根がかり？
ビクとも動かないので糸を巻いたり緩めたりを繰り返しましたが外れる気配はない。
強引に無理やり引っぱってみると何とか巻き取れます。藻のかたまりでもついたのか？

竿をめいっぱいひん曲げながら少しずつ岸に寄せると、なんか茶色い物体が見えてきました。

体長60cmくらいのエイがヒラヒラ動いてます。ヒラメだったらよかったのに…。
岸にずり上げたところでやっと仕掛けのハリスが切れましたが、イワシを2匹いっぺんに食べてました。活き餌は大人気だな。

僕のしなる竿に大物かと思ったのか、おじさん二人が近づいてきてエイを確認して「エイか…」「エイだな…」と話していました。ベテランは他の釣り人の様子も見てるんですね。僕はいつも自分のことだけで精一杯ですよ。

エイはすぐに波にさらわれて海に帰っていきました。
しっぽのトゲに刺されたくないから自分で帰ってくれてよかった。
ところでエイって食べれるんでしょうか。エイヒレとかどうやって作るのかな。

気を取り直して再び活きイワシをキャスト。

置き竿してたらマアジが釣れました。20cm弱くらいかな？わりといいサイズ。
初めて投げ釣りでアジを釣りました。でも投げ竿だとあまり手ごたえがないですね。しばらく放って置いてたからアジも疲れてたのかな。

ブクがないのでだんだんイワシが弱ってきたせいか、活き餌の効果が薄れてきたので終了しました。結局持ち帰りはアジのみ。

アジの口の中を見るとウオノエがいました。
今まで焼津で釣れたアジにはウオノエがほぼいなかったので、久しぶりの対面です。
御前崎港で釣ったアジは高確率で宿主だったから、大井川以西はウオノエ率があがるのかな。
どうせ頭は落とすので気にせず食べますけどね。